フランス人は昼からワインを飲む!?フランスワインの豆知識を紹介

フランスワインの特徴と豆知識

ワインと言えばフランス。これはお酒が好きなら常識と言ってもいいでしょう。

ただ、ワインの誕生はフランスではありません。かつてのメソポタミア、現在のイラクやシリア、ジョージアといったエリアが発祥の地と言われており、そこからエジプト人やギリシャ人、そしてローマ人により伝えられ、紀元前600年頃にフランスの港湾都市であるマルセイユに到達。以降フランス全体に広がり、ワインが急速に発展していったようです。

フランスではブドウを栽培する畑が延べ85万ヘクタール以上もあり、1年間で40億リットル前後生産されています。

フランスワインは非常に厳しい基準のもとで作られているのですが、これはフランスに“ワイン法”と呼ばれる法律があるためでもあります。畑に格付けがされていたり、ブドウの品種や製造方法に関する決まり事があったりなどし、それによってフランスワインの品質が保たれているわけです。

産地などによって味や香りに特徴があり、それぞれ個性が際立っているのもフランスワインの特徴と言えるでしょう。

ワインはフランスに重要な文化として根付いていますが、それは一般市民の生活にも欠かせないものとなっています。

それがわかるのが、フランス人のワインの飲み方。なんとフランス人は昼間からワインを飲んでいるんですよ。ランチタイムでも、日本人がお茶やコーヒーを飲む感覚でワインを口にしているんです。

仕事の合間と合間のランチタイムでもです。従業員が使用する社食でワインが飲める企業もあるなど、日本ではちょっと考えられないのがフランスのワイン事情なんですね。

代表的な産地

世界で最も人気が高いと言われているフランスワインですが、説明したように産地によっても味や香りなど特徴が異なってきます。

その中でも代表的でクオリティの高い人気のワインを生み出している産地を紹介します。

ブルゴーニュ

フランスワインの二大産地の1つが「ブルゴーニュ」です。この地域のワインを飲まずにワインを語ることなどできません。

ブルゴーニュはフランスの東部にあり、コート・ド・ニュイ、オート・コート・ド・ボーヌなど8つのエリアで構成されています。

ブルゴーニュワインを名乗るためには、ピノ・ノワールやガメなど、あらかじめ決められた品種のブドウを使用していなければならないなどの決まりがあり、ただ単にこの地区で作ればブルゴーニュワインと名乗れるわけではありません。

この地で作られるワインは“キング・オブ・ワイン”と称され、世界のワイン好きを虜にしています。

最大の特徴は、1つの品種のブドウで作られていること。使用される品種が決まってると言いましたけど、このうちのどれか1つのみを使って作られているものがブルゴーニュワインとなります。

そのため、それぞれの土地、ブドウの品種、生産者、年などによって味の違いが出やすいワインとも言えるでしょう。インパクトの強いワインや個性のあるワインが飲みたいならブルゴーニュ産から選ぶのがおすすめです。

ボルドー

「ボルドー」はフランスの南西部にあるエリアで、ボルドーワインは二大フランスワインの1つとして知られています。

ブルゴーニュワインと比較されることが多いのですが、あちらがキング・オブ・ワインなら、ボルドーワインは“クイーン・オブ・ワイン”の異名を持っています。

ブルゴーニュは1つの品種のブドウでワインが作られていると説明しました。ボルドーワインは、複数の品種のブドウを混ぜ合わせて1本のワインを作っている点に大きな特徴があります。
このため複雑な味わいを生み出すことができ、繊細さを際立たせることもできます。

この手法により、例えばあるブドウの栽培が不作の年でも他のブドウで補うことができるので、安定して美味しいワインを供給できるという魅力もあります。

ボルドーでは赤ワインが主流ではあるものの、白ワインや貴腐ワインも高い評価を受けており、どのタイプのワインにとっても重要なエリアであることは間違いありません。

ロワール

フランスにはロワール河と呼ばれる長い河がありますが、このあたりで作られるワインを「ロワールワイン」を呼んでいます。

ブルゴーニュやボルドーほどではないものの、フランスはもちろん世界でも人気となっているワインの産地の1つです。

また、前者2つのエリアで作られるワインは高級であることが多いのに対し、ロワールは庶民的なワインが生産されていることでも知られています。白ワインの生産量が多いのも特徴ですね。

ブルゴーニュのように1つのブドウから1本のワインが作られることが多いものの、栽培されているブドウの種類がとても多いので、ロワールワインといっても、その特徴や味わいはワインによって全く違うと言ってもいいでしょう。

白ワインがよく作られていることと関係し、スパークリングワインの生産量も多く、クオリティが高い点も魅力です。